数学オリンピック / 数論

整数解の基本

整数解の問題は、実数の方程式とは見方が違います。 割り切れ方、偶奇、余りの情報を使うのが基本です。

基本形

代表例は一次不定方程式 \(ax+by=c\)(\(a,b,c\) は整数)です。

この式が整数解を持つのは、\(\gcd(a,b)\mid c\) のときです。

簡単な例

\(6x+9y=30\) を考えます。

\(\gcd(6,9)=3\) で、\(3\mid 30\) なので整数解があります。 3 で割って \(2x+3y=10\) とすると、たとえば \((x,y)=(2,2)\) は解です。

使いどころ

  • 方程式が整数で解けるかの判定
  • 解の候補を合同式でしぼるとき
  • 場合分けの前に不可能な形を消すとき

よくある失敗

  • 実数で解けたから整数でも解けると思う
  • 可解条件 \(\gcd(a,b)\mid c\) を見落とす
  • 1つ見つけた解を一般解に広げない

次に学ぶ内容

  • 互除法で一般解を出す方法
  • 合同式を使った絞り込み
  • 無限降下法